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憧れの平屋で、絶対に後悔したくないあなたへ。
実は平屋には、日当たりや収納、プライバシーなど、特有の「後悔ポイント」が存在します。
この記事では、多くの人が陥りがちな10の失敗事例をご紹介します。
なぜ後悔したのか、そしてどうすれば防げたのか、対策やアイデアもわかりやすくご紹介します。
1.【平屋の土地】思ったより広い土地が必要で、庭が狭くなった
⚫︎後悔事例
「このくらいの広さがあれば十分だろうと土地を購入したのですが、希望の間取りを優先したら、建ぺい率ギリギリに。楽しみにしていた庭はほとんどなく、駐車場も狭くなってしまいました。これならもう少し広い土地を探せばよかったです。」
・解説
同じ延床面積の家を建てるなら、平屋は2階建てよりも広い土地が必要です。
建ぺい率(敷地面積に対する建築面積の割合)の上限もあり、希望の間取りを優先した結果、庭や駐車スペースがほとんど取れなくなってしまうケースがあります。
・対策・アイデア
土地探しと並行して、早い段階で建築会社に相談し、希望の間取りに必要な土地面積をシミュレーションしてもらいましょう。
駐車台数や庭でやりたいこと(BBQ、家庭菜園など)を明確に伝え、土地と建物のバランスを考えることが重要です。
2.【平屋の間取り】家の中心が暗く、風通しの悪い部屋ができた
⚫︎後悔事例
「平屋はどの部屋も明るいと思っていたのですが、家の真ん中に配置した廊下と書斎が、日中でも照明をつけないと暗くて…。北側の部屋は風通しも悪く、少しジメジメした感じになってしまい、あまり使わない部屋になっています。」
・解説
平屋は横に広がるため、建物の中心部に窓のない部屋や廊下ができやすく、日中も照明が必要な暗い空間になりがちです。
特に北側に配置した部屋は、暗く湿気がこもりやすくなる傾向があります。
・対策・アイデア
建物の形をコの字型やロの字型にして「中庭」を設ける、あるいは屋根に「天窓(トップライト)」や高い位置に「高窓(ハイサイドライト)」を設置して、家の中心部まで光と風を取り込む設計にしましょう。
3.【平屋のコスト】建築費用が2階建てより割高になった
⚫︎後悔事例
「同じ延床面積なら、階段がない分、平屋の方が安いだろうと安易に考えていました。でも実際は、基礎や屋根の面積が広くなるため、坪単価で比較すると2階建てよりも建築費用が割高になってしまい、予算オーバーに…。」
・解説
同じ延床面積で比較すると、平屋は建物の土台となる「基礎」と「屋根」の面積が2階建ての約2倍必要になります。
そのため、坪単価でみると2階建てよりも建築費用が割高になることがあります。
・対策・アイデア
総予算から計画を立て、複数の会社から見積もりを取りましょう。
建物の形状をシンプルな長方形にする、屋根の形を複雑にしないなど、設計を工夫することでコストを抑えることが可能です。
4.【平屋の税金】固定資産税が想定より高かった
⚫︎後悔事例
「建築費のことばかり気にしていて、税金のことまで頭が回りませんでした。平屋は屋根や壁の面積が広くなる分、建物の評価額が高くなるそうで、最初の固定資産税の通知が来たときは、想定以上の金額に驚きました。」
・対策
平屋は屋根や壁の面積が広くなるため、使用する建材の量が多くなり、建物の評価額が高くなる傾向があります。
その結果、毎年支払う固定資産税が2階建て住宅に比べて高くなることがあります。
・対策・アイデア
計画段階で、建築会社や工務店に固定資産税がいくらくらいになりそうか概算を確認しておきましょう。
豪華すぎる設備や仕様を見直すことで、建物の評価額をある程度コントロールすることもできます。
5.【平屋の動線】生活動線が長く、日々の移動が非効率
⚫︎後悔事例
「暮らしやすさを求めて平屋にしたのに、LDKと寝室が家の両端にある間取りにしてしまい、移動が大変です。特に洗濯物をベランダに干して、ファミリークローゼットにしまうまでが遠くて、毎日のことなので疲れてしまいます。」
・解説
ワンフロアで完結するはずが、横に広い間取りのため、家の端から端への移動距離が長くなることがあります。
「洗濯物を洗って、干して、しまう」といった一連の家事動線が長く、日々の暮らしが非効率だと感じるケースです。
・対策・アイデア
キッチン・洗面脱衣室・ファミリークローゼットなどを集中配置し、短い「家事動線」を計画することが重要です。
また、行き止まりのない「回遊動線」を取り入れると、移動がスムーズになります。
6.【平屋のプライバシー】家族間の生活音や来客時の視線が気になる
⚫︎後悔事例
「すべての部屋がワンフロアにあるので、夜に夫がリビングで見るテレビの音が寝室まで聞こえてきて、なかなか寝付けないことがあります。子どもが寝た後も、夫婦でゆっくり話すのに少し気を使ってしまいますね。」
・解説
すべての部屋が同じ階にあるため、LDKのテレビの音や話し声が寝室まで聞こえやすかったり、来客時に玄関からプライベートな空間が見えてしまったりと、家族間や対外的なプライバシーの確保が難しくなります。
・対策・アイデア
LDKなどのパブリックスペースと、寝室などのプライベートスペースを廊下や収納で隔てる「ゾーニング(空間分け)」を意識しましょう。
寝室のドアを引き戸にするなど、音漏れにも配慮した設計が有効です。
7.【平屋の周辺環境】外からの視線が気になり、窓を開けられない
⚫︎後悔事例
「開放的なリビングにしたくて大きな窓をつけたのですが、すぐ隣がお隣さんの窓で、道路からの視線も気になってしまい、結局一日中レースのカーテンを閉めっぱなしです。これでは何のために大きな窓にしたのか…。」
・解説
すべての居室が1階にあるため、道路や隣家からの視線が届きやすく、常にカーテンを閉めないと落ち着かない、という状況に陥りがちです。
せっかく庭を眺められる大きな窓を作っても、これでは意味がありません。
・対策・アイデア
土地選びの段階で周辺環境を確認することが大前提です。
設計では、外からの視線を遮るフェンスや植栽を計画に含めましょう。
窓の位置を高くしたり、地窓やスリット窓を採用したりするのも効果的です。
8.【平屋の防犯】侵入経路が多く、防犯面で不安が残る
⚫︎後悔事例
「平屋は窓が多いので、夜になると少し不安になります。特に庭に面したリビングの大きな窓は、外から丸見えで、ここから誰か入ってきたらどうしよう、と心配になることも。もう少し防犯を意識すればよかったです。」
・解説
平屋は地面に接している窓の数が多く、特に庭に出られる大きな掃き出し窓は、侵入経路になりやすいというデメリットがあります。
空き巣などのリスクを考えると、夜間や外出時に不安を感じることがあります。
・対策・アイデア
防犯ガラスやシャッター、面格子などを採用して窓の防犯性を高めましょう。
砂利を敷いて歩くと音が出るようにしたり、人感センサーライトや防犯カメラを設置したりすることも有効な対策です。
9.【平屋の収納】階段下などのスペースがなく、収納が足りない
⚫︎後悔事例
「2階建ての実家にあった階段下収納のような、何でもしまえる場所がないことに後から気づきました。収納を甘く見ていたせいで、季節ものの家電や子どものおもちゃの置き場がなく、結局部屋の隅に置くことになってしまいました。」
・解説
2階建てに当たり前にある「階段下収納」が存在せず、意識して計画しないと収納スペースが圧倒的に不足します。
家具を後から置くことになり、部屋が狭くなってしまう原因になります。
・対策・アイデア
玄関横に土間収納、寝室の近くに大型のファミリークローゼット、キッチン横にパントリーを設けるなど、設計段階で十分な収納を確保しましょう。
屋根の形状を工夫して「小屋裏収納」を作るのも非常に有効です。
10.【平屋の防災】水害時に垂直避難ができず、逃げ場がない
⚫︎後悔事例
「最近の大雨のニュースを見るたびに、ヒヤヒヤしています。うちの土地が、市のハザードマップで浸水想定区域に入っていることを後から知りました。万が一床上浸水したら、平屋は2階に逃げることもできず、どうしようもありません。」
・解説
近年多発する豪雨などで、万が一床上浸水してしまった場合、平屋は2階へ逃げる「垂直避難」ができません。
すべての生活機能が1階で停止してしまい、家財や家族の安全が深刻なリスクに晒されます。
・対策・アイデア
土地を購入する前に、必ず自治体のハザードマップで浸水想定区域でないかを確認しましょう。
もしそのエリアに建てる場合は、土地を嵩上げ(かさあげ)したり、基礎を通常より高くしたりするなどの対策を検討すべきです。
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