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都市部の便利な場所にマイホームを建てる際、選択肢となる「狭小地」。
価格が魅力的な一方、広さや日当たりに不安を感じる方も多いでしょう。
この記事では、狭小地のメリット・デメリットを基本から解説し、限られた空間を最大限に活かす、間取りのアイデアをご紹介します。
狭小地とは
狭小地とは、一般的に15坪(約50㎡)から20坪(約66㎡)以下の小さな土地を指します。
ただし、法律などで明確に定義された基準があるわけではなく、あくまで相対的な概念です。
狭い土地のため、間取りや建築においてさまざまな工夫が求められる点が特徴です。
このような土地は、不整形地(三角形や台形など)であることが多く、建物を建てる際の設計や用途が制限されるケースがあります。
しかし、その分土地の購入価格が比較的安価になるため、都市部では狭小地を有効活用した狭小住宅が注目されています。
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狭小地のメリット

一見するとデメリットが目立ちがちな狭小地ですが、実は多くのメリットがあります。価格面はもちろん、都市部の利便性や税金の優遇など、賢い家づくりに繋がる魅力をご紹介します。
土地の購入価格を抑えられる
狭小地の最大のメリットは、土地の購入価格を安く抑えられる点です。
狭小地は一般的に15坪(約50㎡)から20坪(約66㎡)以下の小さな土地を指し、その広さゆえに通常の土地よりも価格が低い傾向があります。
特に、都市部では土地そのものの需要が高いため、予算を抑えつつ都心部で土地を購入したい方にとって魅力的な選択肢となります。
利便性の高いエリアに住める可能性がある
狭小地は、その土地の狭さゆえに、他の広い土地より需要が低く、交通や生活の利便性が高いエリアにも点在しています。
都市部の中心地や駅から近いエリアに位置することが多く、通勤や通学、買い物などの日常生活における便利さを享受できます。
「狭い」という制約を受け入れることで、便利な立地に住める大きなメリットがあります。
税金を安く抑えられる
狭小地を購入すると、土地の評価額が小さくなるため、固定資産税や都市計画税などの税金が比較的安くなります。
また、狭小住宅を建てる場合も、限られた敷地面積のため住宅ローン控除などの制度が利用しやすい点もメリットの一つです。
節税効果が期待できることから、特に予算に限りがある方には経済的な観点での恩恵が大きいです。
設計の工夫で個性的な空間が生まれる
狭小地では、限られた空間を最大限に活かすために、設計段階で工夫を凝らすことが求められます。
それによって、吹き抜けやスキップフロア、スケルトン階段など、一般的な住宅にはない独自性や個性を持つ間取りが実現可能です。
このような設計を通じて、小さなスペースを快適でスタイリッシュな空間に変えることができます。
結果的に、狭小住宅でありながらも住み心地の良い住空間を作り出せる点が魅力といえます。
狭小地のデメリット

価格の安さだけで判断すると後悔につながることも。
建築コストが割高になったり、日当たりやプライバシーの確保が難しかったりと、購入前に知っておくべき狭小地のデメリットと注意点を解説します。
建築費用が割高になる傾向がある
狭小地に建てる場合、一般的な土地に比べて建築費用が割高になる傾向があります。
狭い敷地を最大限に活用するためには、3階建てや地下室を取り入れることが多くなり、これがコストの上昇につながります。
また、特殊な形状の土地では設計や施工が難しくなるため、その分の手間や技術料が建築費用に反映されることもあります。
さらに、建築時には隣接する住宅や施設への配慮が必要となり、これも追加コストの要因となります。
間取りの制約が多く、プライバシー確保が難しい
狭小地では敷地が限られているため、自由度の高い間取りの設計が難しくなることがあります。
たとえば、生活動線や家事動線を効率よく配置するには工夫が必要です。
また、周囲に住宅が隣接している場合、窓を開けたままにしにくいなど、プライバシーの確保も課題となります。
その結果、個室の確保や採光性を意識した窓の位置決めなど、細かな配慮が求められます。
日当たりや風通しの確保が難しい
狭小地特有の問題として、日当たりや風通しが十分に確保できない点があります。
特に、周囲に高い建物が密集している都市部では、この問題が顕著です。
光を取り入れるために吹き抜けを設けたり、小窓やスリット窓を活用したりする設計が求められますが、それでも完全に解決するのは難しい場合があります。
また、風通しが悪いと室内の空気が滞留しやすくなるため、換気設備を充実させる必要があります。
駐車スペースの確保が難しい
狭小地では敷地面積が限られているため、駐車スペースの確保が難しくなります。
車を保有している家庭の場合、この点は特に大きな課題となります。
一部の家では1階部分を駐車場として活用したり、カースペースの幅を最小限に抑える工法を採用したりする場合がありますが、それでも駐車スペースの確保に制約が生じやすいです。
都市部であれば公共交通機関の利便性を活用したり、近隣の月極駐車場を利用する方法を検討する必要があるかもしれません。
狭小地に建てる狭小住宅の間取りアイデア

限られたスペースだからこそ、設計の工夫が光ります。
狭さを感じさせない、明るく開放的な空間を実現するための具体的な間取りアイデアをご紹介します。
吹き抜け+スケルトン階段で、光と開放感を創出する
限られた面積の家で圧迫感をなくし明るさを確保するには、リビングなど家の中心に吹き抜けを設けて縦方向への視線を抜けさせ、さらに壁で囲わないスケルトン階段を組み合わせるのが王道のテクニックです。
この方法なら、2階や3階の窓から入った自然光が下の階まで届いて家全体が明るくなるうえ、空間が一体化することで、どこにいても家族の気配を感じられるコミュニケーションの取りやすい家になります。
「2階リビング」で、日当たりとプライバシーを両立する
隣家が密集しがちな狭小地のデメリットを解消する非常に有効なアイデアが、最も日当たりが良く外部からの視線も届きにくい2階にLDKを配置する2階リビングです。
寝室などのプライベートな部屋を1階や3階に置くことで、1階に比べて圧倒的に明るく開放的なリビングが実現し、道路や隣家からの視線を気にせずカーテンを開けて過ごせる時間が増えます。
また、天井を高くしたり勾配天井にしたりと、空間をより広く見せる工夫をしやすいのも大きなメリットです。
スキップフロアで、空間をゆるやかに仕切り、収納も確保
壁で部屋を細かく仕切らず、リビングから数段上がった場所にダイニングを設けるなど、床の高さに変化をつけて空間を区切るスキップフロアは有効な方法です。
壁がないため視線が奥へと抜けて家全体が広く感じられ、空間の役割をゆるやかに分けながらも家族のつながりを保てます。
さらに、段差によって生まれた床下の空間を大容量の収納として活用できるため、収納が不足しがちな狭小住宅において大きな魅力となります。
「屋上(ルーフバルコニー)」をプライベートな庭にする
庭を確保するのが難しい狭小地で「空」を有効活用するアイデアが、屋根を平らな陸屋根にして作る屋上スペースです。
落下防止の壁や手すりを設け、水道や照明を設置すれば、人目を気にせず子どもを遊ばせたり、食事やバーベキューを楽しんだりできるプライベートなアウトドアリビングとなります。
また、ガーデニングや夏場のプールなど暮らしを豊かにする空間として活用できます。
デッドスペースを徹底活用した「造作収納」
既製品の家具を置くと空間が狭くなる狭小住宅では、設計段階から収納を計画することが重要です。
階段下のスペースや壁の厚みを利用したニッチ、壁一面の収納など、デッドスペースを徹底活用した「造作収納」を計画することで、無駄なスペースがなくなり家の収納力が格段にアップします。
また、家具を置く必要がなくなるため、部屋をすっきりと広く見せながら統一感のあるインテリアを実現できます。
狭小地に関するよくある質問
旗竿地は凶相ですか?
一部では凶相とされることもありますが、必ずしもすべての旗竿地が不利であるわけではありません。
狭小地の基準は?
狭小地の明確な定義はないものの、一般的には15坪(約50㎡)から20坪(約66㎡)以下の土地を指します。
また、建物の建築が可能であっても、不整形地や奥まった立地など、使用に制約がかかる土地も狭小地として扱われる場合があります。
やめたほうがいい土地の特徴は?
やめたほうがいい土地の特徴としては、以下のようなポイントが挙げられます。
たとえば、道路に接している面積が狭いために車や人の行き来が不便な土地や、不整形地の中でも特に建築の自由度が大幅に制限される形状を持つ土地です。
また、地盤の強度が弱い土地や、用途地域による規制が厳しい土地は、建築や将来的な売却に困難を伴うことがあります。
縁起の悪い土地の特徴は?
縁起の悪い土地とされる場合、迷信や風水の観点から言われることがあります。
たとえば、旗竿地や三角形のように不整形な形状を持つ土地、道路の突き当たりや崖に近い土地、さらには歴史的に事件や事故が起きた記録のある土地などが挙げられます。
ただし、これらの土地が必ずしも実際の住環境に悪影響を与えるわけではありません。
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