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自分だけの家を持つなら、掃除が楽で、老後も安心できる方がいい。そんな現実的な思いを持つ一人暮らしの方に、今「平屋」が選ばれています。コンパクトながらも自分らしく暮らせる平屋の魅力とは?人気の理由から費用相場まで、知りたい情報をぎゅっと凝縮してお届けします。
そもそも平屋とは
平屋とは、建物全体が1階部分のみで構成されている住宅のことを指します。
階段がないため生活動線が短く、家全体を効率的に使えるのが特徴です。
平屋の家は「バリアフリー住宅」とも言われ、高齢者や子育てを終えたシニア世代だけでなく、今では1人暮らしをする女性にも人気があります。
近年、一世帯あたりの人数が減少し、単身者や少人数世帯が増加しています。
この傾向に伴い、平屋は「自分らしい住まい」を求める人々のライフスタイルに適した注文住宅の選択肢として注目を集めています。
1LDKやコンパクトな2LDKの間取りが、特に一人暮らしの女性やシニアに選ばれる理由の一つです。
平屋が一人暮らしに人気の理由
40代女性に人気の理由
40代の女性を中心に、一人暮らしの平屋が人気を集めている理由の一つは、自分のペースで暮らせる「自分らしい家づくり」が可能である点です。
家族のライフステージが変化したり、仕事に専念するタイミングにある女性にとって、平屋は自身の暮らしに必要な生活動線や間取りを最適化しやすいのが特徴です。
また、近年ではデザイン性や機能性を兼ね備えた新築の平屋が増えており、おしゃれでありながら利便性も追求した住まいとして選ばれています。
庭や自然とつながる設計の平屋の家を持つことで、日常の中にリラックスした時間を作り出せる点も人気の理由です。
1人暮らしでも快適で、なおかつ日々の暮らしを豊かに彩る空間は、多くの女性にとって理想の住まいと言えます。
シニアに人気の理由
シニア世代においても、一人暮らしの平屋は非常に人気があります。
その理由として、平屋が「究極のバリアフリー住宅」として設計できる点が挙げられます。階段を使用せず、すべての生活がワンフロアで完結するため、足腰の負担を軽減し、体力面を気にすることなく安心して暮らすことができます。
また、平屋はゆったりとした間取りを確保しやすく、庭とつながる開放的な空間を楽しむ設計が可能です。「日常の安心」と「心のゆとり」の両立ができる住まいとして、新しい生活スタイルに関心のあるシニア世代にとって魅力的な選択肢となっています。
一人暮らしの平屋のメリット

生活のすべてがワンフロアで完結し、とにかく楽
平屋は一階建ての住宅であるため、生活動線が非常に短く、家事や移動の手間が大幅に減ります。
たとえば、掃除機をかける際も階段の上り下りが不要なため家中を簡単に清掃できます。
また、洗濯や料理などの家事動線を効率化しやすいのも平屋の大きな魅力です。
1人暮らしの方にとって、コンパクトかつ機能的な間取りを実現できるのは非常に便利だと言えるでしょう。
将来の自分も安心な「究極のバリアフリー住宅」
平屋は階段がないため転倒のリスクが少なく、バリアフリー設計の代表的な住宅形態です。
1人暮らしを考える40代以上の女性やシニア世代に特に人気があります。
新築の段階から生活の変化や将来の体力低下を見越した設計を取り入れることができるため、生涯安心して暮らせるのが平屋の強みです。
庭や自然とつながり、暮らしが豊かになる
平屋の家は庭や自然と繋がりやすく、外の景色を楽しむことができます。
リビングから直接庭に出られる間取りを採用することで、心地よい光や風を感じながらリラックスした生活が送れます。
1人暮らし用の平屋では、広すぎない庭でも十分な開放感を楽しむことが可能です。
コンパクトなのに、最高に贅沢な空間
平屋はその構造上、天井を高くしたり、勾配天井を採用したりすることで空間に広がりを持たせやすい特徴があります。
そのため、延べ床面積が小さくても内部は開放的で贅沢な空間に仕上げることが可能です。
また、1人暮らしの場合は自分だけの好みやライフスタイルに合わせた間取りを自由に設計できるため、注文住宅ならではの楽しさも味わえます。
メンテナンスがしやすく、将来のコストを抑えられる
1人暮らしの平屋は、二階建て住宅と比較してメンテナンスが断然楽です。
屋根や外壁の点検がしやすいだけでなく、外装の修繕費用も比較的低く抑えられることが多いです。
また、コンパクトな間取りの場合は冷暖房費などのランニングコストも抑えられます。
建築時の初期コストが若干割高になることがあるものの、その後の維持費を考慮すると、長期的には非常に経済的です。
一人暮らしの平屋のデメリット

土地代・建築費が割高になる傾向
平屋は二階建て住宅と比べて、広めの土地が必要になるため、土地代が割高になる可能性があります。
特に都市部など土地価格が高いエリアでは、費用負担が大きくなることが懸念されます。
一人暮らし用の平屋の延べ床面積として推奨される10〜20坪程度の間取りでも、そのコンパクトさに反して坪単価は約55〜100万円かかることが一般的です。
これらの点は、新築で平屋暮らしを選びたい方や注文住宅を検討している方にとって重要なポイントとなります。
防犯対策がより重要になる
平屋はワンフロア構造であるため、すべての窓や出入り口が地上に接しており、防犯面でのリスクが高まる場合があります。
特に、一人暮らしである場合、不在時や夜間の防犯対策がより重要となります。
防犯性を高めるためには、鍵の多重化や防犯カメラの設置、センサーライトの導入など立地条件に合わせた工夫が求められます。
プライバシーの配慮が必要
平屋の家は二階建て住宅に比べて地面に近い分、通行人や隣家から生活が覗かれやすく、プライバシー確保に注意が必要です。
特に、庭付きの間取りなど自然とつながる設計では、外部からの視線が気になる場面があるかもしれません。
これを解消するには、高さのあるフェンスや植栽を工夫して視線を遮る方法が有効です。また、内側に開くレイアウトを採用するなどの設計技術で、プライバシーと開放感を両立できる工夫をすると良いでしょう。
水害リスクを考慮した土地選びが必須
平屋はワンフロア構造であるため、豪雨や台風による浸水被害へのリスクが二階建て住宅よりも高くなりやすいです。
一人暮らしで安心して平屋暮らしを満喫するためには、家を建てる前に災害リスクを考慮した土地選びが重要です。
特に、水害に強い高台や排水設備が整った地域を選ぶことが推奨されます。
また、建物自体にも床高を高めたり、防水性を高める材料を使用したりすることで、災害への備えを強化することができます。
一人暮らしの平屋にかかる費用相場

一人暮らし用の平屋を新築で建てる場合、その費用は主に「建築費用」と「土地代」によって左右されます。
以下はあくまで参考の費用相場としてご覧ください。
ケースA | ケースB | |
土地代 | 500万円 (25坪×坪単価20万円) | 2,100万円 (30坪×坪単価70万円) |
建物代 | 825万円(15坪×坪単価55万円) | 2,000万円(20坪×坪単価100万円) |
総額(目安) | 約 1,325万円 | 約 4,100万円 |
※諸費用は含まれていません。
「平屋の家」にかかる費用は安くはありませんが、一人暮らしだからこそ設計や設備にこだわり、自分のライフスタイルに合った家を新築で建てることができます。
一人暮らしの平屋に必要な土地の広さ
一人暮らし用の平屋に必要な土地の広さは、住む人のライフスタイルや間取り、周囲の環境によって大きく異なります。
一般的に、1人暮らしには10〜30坪程度の延べ床面積が確保できる土地が最適とされています。
一方で、趣味の空間を充実させたり、庭を設けて自然とつながるような暮らしをしたい場合は、それに応じた広めの敷地が必要になります。
一人暮らしに最適な平屋のアイデア・間取り

家事ストレスをゼロにする「一直線&回遊動線」
①「おかえり動線」を一直線に
玄関ドアを開けたら、「土間収納」→「パントリー(食品庫)」→「キッチン」が一直線につながる間取りが非常に効率的です。帰宅後、上着やカバンを土間に置き、買ってきた食材をパントリーと冷蔵庫に最短距離で収納できます。
②洗濯動線をゼロ距離に
「洗面脱衣室(ランドリールーム)」と「ウォークインクローゼット(WIC)」を隣接させます。洗濯機から洗濯物を取り出し、すぐ隣のWIC内に設けた物干しスペースで干す。乾いたら、振り返ってハンガーのまま棚にかける。この「洗う→干す→しまう」が2〜3歩で完結する間取りは、家事の概念が変わるほどの快適さです。
暮らしを豊かに彩る「+αの趣味空間」
①2畳の「土間リビング」
リビングの窓際に、2畳ほどのタイルやモルタル仕上げの「土間」スペースを設けます。観葉植物を並べてお世話をしたり、汚れるDIY作業をしたり、濡れたアウトドア用品を乾かしたりと、室内で汚れを気にせず使える万能スペースになります。
②LDKと一体の「ウッドデッキ」
リビングの床と高さを揃えたウッドデッキを4.5畳ほどの広さで設ければ、テーブルと椅子を置いて、天気の良い日は「第二のリビング」として使えます。部屋が広く見える効果もあり、一人の時間を贅沢に演出してくれます。
安心と開放感を両立する「内に開く」設計
①「コの字型」の間取りで光庭(ライトコート)を作る
建物の一部をへこませて「コの字型」にし、そこに小さな庭やデッキスペース(光庭)を設けます。道路側には窓を極力設けず、この光庭に向かって大きな窓を設置します。これにより、外からの視線を完全に遮りながら、家の中に光と風をふんだんに取り込むことができます。
②視線を遮る「高窓(ハイサイドライト)」の活用
リビングの天井を一部高くして、壁の高い位置に横長の窓を設置します。外を歩く人の目線より高い位置にあるため、プライバシーを守りつつ、安定した光を部屋の奥まで届けることができます。
「頑張らない」設備計画
①掃除が楽になる設備
洗面台やトイレ、テレビボードを床から浮かせる「フロートタイプ」にすれば、床掃除が格段に楽になります。また、キッチンの自動洗浄機能付きレンジフードは、面倒なフィルター掃除から解放してくれる、投資価値の高い設備です。
②将来の自分を助ける設備
今は必要なくても、玄関、廊下、トイレの壁の内部に「手すり用の下地」を入れておきましょう。数万円の追加費用で、将来手すりが必要になった時に大掛かりな工事なしで設置できます。また、室内のドアは極力「引き戸」にすると、開閉に力がいらず、将来車椅子を使うことになってもスムーズです。
メリハリと安心を生む「ゆるやかなゾーニング」
①明確な「パブリック」と「プライベート」の分離
玄関からLDKまでを、お客様も入る「パブリックゾーン」とし、その奥に廊下やウォークインクローゼットを挟んで寝室を配置する「プライベートゾーン」を設けます。このワンクッションがあるだけで、急な来客時に慌てて寝室を片付ける必要がなくなり、精神的に非常に楽になります。
②1.5畳の「おこもりワークスペース」
リビングの一角に、壁に向かってカウンターを設けた1.5畳ほどのスペースを作ります。リビングの気配は感じつつも、壁に囲まれることで仕事や趣味に集中できる「おこもり感」が生まれます。オンライン会議の際に、生活感のある背景が映り込む心配もありません。
一人暮らしの平屋を建てる際の防犯対策
平屋での一人暮らしは、その快適さや機能性から人気を集めていますが、防犯対策も重要なポイントとなります。
最後に、一人暮らしの平屋を建てる際の防犯対策についてご紹介します。
土地選び・場所の工夫
建物の防犯性能を高める前に、そもそも犯罪者が「やめておこう」と思うような場所を選ぶことが最も効果的な対策の第一歩です。
完全に孤立した土地や人通りの多すぎる場所は避け、地域住民の目が適度に届く住宅街を選びましょう。
現地には昼だけでなく夜間にも訪れ、街灯が整備され明るいかを確認することが重要です。また、隣が公園や管理されていない空き地など、不審者が潜みやすい死角になる場所は避け、自治体の犯罪情報マップで地域の安全性を調べておくことも大切な判断材料となります。
【建物・設計の工夫】
土地が決まったら、次は物理的・心理的に侵入させない家を設計します。
建物の周りには音の出る防犯砂利を敷き、見通しの良いフェンスを設置するなど、外構で最初のバリアを築きましょう。
建物自体はシンプルな形状で死角を減らし、道路側の窓は高い位置の高窓やスリット窓を多用してプライバシーと安全を両立させます。
そして、侵入に時間をかけさせて犯行を諦めさせるため、全ての窓に防犯ガラスと補助錠、玄関には2つ以上の鍵とピッキングに強いディンプルキーを採用し、人感センサーライトや録画機能付きインターホンを設置することが不可欠です。
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