sumu kurasu
家づくりのはなし

ビルトインガレージで後悔した事例と対策10選!失敗しない注文住宅づくりをしよう


MEMBERSHIP

会員登録

sumu kurasuの公式LINEアカウントに登録して住みたいエリアなどの簡単なアンケートに回答すると最新の家づくり情報が届きます。
おすすめの住宅会社のイベント情報やお得な来場キャンペーン情報などを最速でお届けします。

会員登録をして最新情報を受け取る

ビルトインガレージで絶対に後悔したくないあなたへ。

実は、間取りや設備の計画を間違えると、日々の暮らしのストレス源になりかねません。

この記事では、多くの人が陥りがちな10の失敗事例を厳選しました。

なぜ後悔したのか、そしてどうすれば防げたのか、今からできる対策とアイデアをセットでご紹介します。

そもそもビルトインガレージのメリットとは?

まずは、注文住宅におけるビルトインガレージのメリットを、具体的なポイントに分けて分かりやすく解説します。

天候に左右されず、乗り降りが非常に快適

ガレージが家と一体化しているため、雨や雪、強風の日でも濡れることなく車に乗り降りできます。

小さなお子様連れの乗り降りや、買い物で両手がふさがっている時など、その快適さは絶大です。

ガレージから直接室内に入れる動線を作れば、重い荷物の運び込みも非常にスムーズになります。

愛車を雨風や紫外線から守り、防犯性も抜群

屋内に車を保管するため、雨、風、雪はもちろん、塗装を劣化させる紫外線や、鳥のフン、黄砂などから愛車をしっかりと守ります。

シャッターを閉めれば、車へのいたずらや盗難のリスクも大幅に低減でき、防犯面での安心感が非常に高いのが大きな魅力です。

趣味のスペースなど多目的に活用できる

単なる駐車スペースとしてだけでなく、天候を気にせず使える「屋内の半屋外空間」として多目的に活用できます。

・DIYやアウトドア用品のメンテナンス

・ゴルフやトレーニングの練習スペース

・子どもの安全な遊び場

など、趣味やライフスタイルに合わせた自由な空間として暮らしを豊かにしてくれます。

土地を有効活用できる

都市部の狭小地など、屋外に駐車場を設けるスペースがない場合に特に有効です。

建物の1階部分をガレージにすることで、敷地を最大限に活用し、駐車スペースを確保することができます。

建物と一体化した美しい外観デザイン

ビルトインガレージは建物の一部として設計されるため、外観に統一感が生まれ、スタイリッシュで美しいデザインを実現できます。

外壁材を揃えたり、照明にこだわったりすることで、建物全体のデザイン性を高めることができます。

▼関連記事

【注文住宅】ビルトンガレージで後悔した事例と対策10選

憧れのビルトインガレージで「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために。

ここでは、騒音や間取り、費用面など、実際に建てた人が直面した10のリアルな失敗談と、それを回避するための具体的な対策をセットでご紹介します。

1.【騒音】エンジン音とシャッター音が寝室に響き、睡眠不足に

◾️後悔事例

間取りの都合上、ガレージの真上を主寝室に。

家族の帰宅時間が異なり、夜中のエンジン音やシャッターの開閉音で目が覚めてしまう。

特に電動シャッターのモーター音は思った以上に大きく、静かな夜にはかなり響くことが判明した。

◾️対策・アイデア

ガレージの上や隣には、寝室や子ども部屋を配置しないのが鉄則です。

LDKや収納、水回りなどを配置しましょう。

どうしても寝室になる場合は、天井の断熱材を厚くしたり、遮音シートを追加したりする対策が必要です。シャッターも静音タイプを選ぶと効果的です。

2.【排気ガス】リビングの窓を開けると排気ガス臭が…

◾️後悔事例

ガレージのすぐ横をリビングにし、大きな窓を設置。

換気扇はつけたものの、窓を開けていると風向きによっては排気ガスのニオイが室内に入ってくることがある。

特に車の暖機運転をする冬場は、ニオイが気になって窓を開けられない。

◾️対策・アイデア

強制的に排気できる強力な換気扇の設置は必須です。

さらに、排気口の向きと、居室の窓や給気口の位置関係をしっかり計画し、排気が室内に入り込まないように設計しましょう。

3.【広さ】ドアを開けると壁に当たり、乗り降りがストレス

◾️後悔事例

現在の車のサイズギリギリでガレージを設計。

いざ住んでみると、ドアを全開にできず、壁にぶつけないように気を遣いながら乗り降りする羽目に。

子どもをチャイルドシートに乗せる時や、荷物が多い時は特に不便で、毎日のことなので大きなストレスになっている。

◾️対策・アイデア

車のサイズだけでなく、ドアを全開にした時の幅(ドア開閉スペース)や、人がスムーズに通れる通路幅(最低60cm以上)を考慮して広さを決めましょう。

将来、大きな車に買い替える可能性も考え、余裕を持った設計が重要です。

4.【結露】冬場の結露がひどく、工具や自転車がサビた

◾️後悔事例

断熱対策を全くしていなかったため、冬場に外から帰ってきた車体とガレージ内の温度差で、壁やシャッターにびっしょりと結露が発生。

置いていた高価な工具や子どもの自転車がサビてしまい、壁にはカビが生えてしまった。

◾️対策・アイデア

ガレージの壁や天井にも、居室ほどではないにせよ、最低限の断熱を施しましょう。

換気扇を適切に回して湿気を排出することも重要です。

趣味の部屋として使うなら、居室と同レベルの断熱・換気計画が必要です。

5.【間取り】居住スペースが2階以上に追いやられ、生活動線が不便に

◾️後悔事例

1階の大部分をガレージと玄関が占めたため、LDKを2階に配置。

毎日、買い物した重い荷物を持って階段を上がるのが大変。

また、庭とのつながりがなく、気軽に外に出られないのも不満。

将来、年齢を重ねた時の暮らしに不安を感じている。

◾️対策・アイデア

ガレージからパントリーやキッチンへ直接つながる動線を計画すると、荷物の運び込みが格段に楽になります。

1階に全ての機能を集約するのが難しい場合は、せめてパントリーだけでも1階に設けるなどの工夫をしましょう。

6.【照明・コンセント】暗くて作業できず、EV充電もできない

◾️後悔事例

照明を天井に1灯しかつけなかったため、夜は車体に影ができて暗く、洗車やメンテナンス作業がしにくい。

コンセントも1ヶ所しかなく、掃除機を使うにも延長コードが必要。

将来、電気自動車(EV)に買い替えたくても、充電用の200Vコンセントがない…。

◾️対策・アイデア

複数の照明を設置して明るさを確保し、作業用のコンセントや掃除に便利な外部防水コンセントも計画しましょう。

EVの普及を見据え、将来用の200Vコンセント(またはその配線)を設置しておくことをおすすめします。

7.【床の勾配】水が流れず、水たまりができてしまう

◾️後悔事例

ガレージ内で洗車ができるように水道をつけたが、床の勾配(傾斜)が緩やかすぎた。

水を流しても排水溝までスムーズに流れず、いつまでも床に水たまりが残ってしまう。

おかげで湿気がこもり、蚊の発生源にもなってしまった。

◾️対策・アイデア

洗車などを想定する場合は、排水溝の位置と、そこに向かう適切な床の勾配を設計段階でしっかり計画してもらうことが重要です。

コンクリートを打設した後からの修正は非常に困難です。

8.【収納】タイヤやアウトドア用品の置き場がなく、ゴチャゴチャに

◾️後悔事例

車のスペースしか考えていなかったため、スタッドレスタイヤやキャンプ用品、洗車道具などの置き場所がない。

結局、車の周りに物が溢れてしまい、足の踏み場もなくゴチャゴチャした空間に。

これではせっかくのビルトインガレージが台無し。

◾️対策・アイデア

ガレージ内に何を収納したいかを事前にリストアップし、壁面を活用した可動棚や収納スペースを計画しましょう。

天井近くのスペースも有効活用できます。

9.【固定資産税】想定外の税金で、毎年の支払いが負担に

◾️後悔事例

屋外のカーポートと同じ感覚でいたら、固定資産税の通知が来て驚いた。

ビルトインガレージは建物の床面積に含まれるため、その分、課税対象が広くなることを知らなかった。

建築費だけでなく、毎年の税金も高くなることは想定外だった。

◾️対策・アイデア

ビルトインガレージは固定資産税の課税対象になることを、計画の初期段階で必ず認識しておきましょう。

住宅会社に、ガレージの有無で固定資産税がどのくらい変わるのか、概算を確認しておくことが重要です。

10.【デザイン】シャッターの色で大失敗。外観が台無しに

◾️後悔事例

建物の外壁やドアとのバランスを考えず、シャッターの色を単体で選んでしまった。

いざ完成してみると、シャッターの色だけが悪目立ちしてしまい、せっかくこだわった外観デザインの統一感が台無しに。

面積が大きい分、印象を大きく左右することを痛感した。

◾️対策・アイデア

シャッターは外観の重要な要素です。

小さなサンプルだけでなく、外壁や玄関ドアのサンプルと並べて、全体のカラースキーム(色彩計画)の中で慎重に選びましょう。

施工事例の写真などを参考に、全体のバランスを見ることが失敗を防ぐコツです。

【まとめ】ビルトインガレージで注意すること

ビルトインガレージを検討する際は、まず大きな開口部を補うための精密な構造計算と補強による「耐震性の確保」を最優先に考えましょう。

次に、エンジン音や排気ガスが居住空間に影響しないよう、部屋の配置や換気計画を徹底することが重要です。

また、建築費だけでなく固定資産税も高くなるため、総予算を正確に把握しておく必要があります。

将来の車の買い替えも見据え、余裕を持った広さを確保することも後悔しないための鍵です。

ビルトインガレージに関連するよくある質問

ビルトインガレージについて、皆様から特によく寄せられる質問をまとめました。

家づくりの計画を進める上で、ぜひ知っておきたいポイントです。

疑問点を解消し、自信を持って家づくりを進めるためにお役立てください。

ビルトインガレージの欠点は何ですか?

建築コストが高くなることと、1階の居住スペースが狭くなることが主な欠点です。

屋外のカーポートに比べて費用が大幅に上がり、ガレージが場所を取るため間取りに制約が生まれます。

また、耐震性の確保や、騒音・排気ガス対策も必須です。

ビルトインガレージに税金はかかりますか?

はい、かかります。ビルトインガレージは建物の一部と見なされるため、毎年支払う固定資産税・都市計画税の課税対象となります。

屋外に設置する壁のないカーポート(原則非課税)とは扱いが異なるので注意が必要です。

ビルトインガレージは風水的にどうですか?

風水では「欠け」と見なされ、一般的に凶相とされることが多いです。

大きな空間が家の内部にあることで「一家の主人が落ち着かない」「家族がバラバラになる」といった解釈をされることがあります。

ただし、気の流れを良くする対策(整理整頓、照明を明るくするなど)で改善できると考える流派もあります。

ビルトインガレージを安くする方法は?

シャッターをシンプルな手動タイプにしたり、内装をコンクリート打ちっぱなしなどの最低限の仕上げにしたりするのが最も効果的です。

また、建物の形を複雑にしないシンプルな総二階にすることも、家全体のコストダウンにつながり、結果的にガレージ費用を抑えることに繋がります。

▼関連記事

MEMBERSHIP

会員登録

sumu kurasuの公式LINEアカウントに登録して住みたいエリアなどの簡単なアンケートに回答すると最新の家づくり情報が届きます。
おすすめの住宅会社のイベント情報やお得な来場キャンペーン情報などを最速でお届けします。

会員登録をして最新情報を受け取る